【Android 技術者認定試験】 アプリケーションベーシック に挑む

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【Android 技術者認定試験】 アプリケーションベーシック に挑、んだが・・・

受験までの経過

Android によるアプリ作成は職業訓練のコースのメインディッシュなので、関連資格で箔をつけたい。合格すれば自分の名前に続けて書けるから資格って便利。

ところが、職業訓練の進度とは独立してこの資格の学習を始めてみて、思い知らされたことがいくつもある。

 

キャメルケースって慣れないと見づらい。記憶に残りにくいと感じる。 それに輪をかけて学習を苦しくしたものが、日経BPの『3週間完全マスター Android アプリケーション技術者認定試験ベーシック』。これに色々書き込みをしたが、参考書として結果的に選択誤りであった。以下その顛末を述べておく。

 

 

『3週間完全マスター Android アプリケーション技術者認定試験ベーシック』

青とグレーのレイアウトはとっても見辛い。しかも重要箇所が青の細字ってとっても見辛い。

前半と後半でセルの塗りが違っている箇所があり、複数人の原稿を寄せ集めたことがわかる。

説明はとてもわかりにくい。他の古い問題集で理解を補った。

目次は大雑把過ぎ。 索引は貧相。

説明が全体にどこかの英文の機械翻訳の丸コピを思わせる。機械翻訳依存度x%の執筆者Aの原稿と、機械翻訳依存度y%の執筆者Bの原稿と、C・・・を構成なしでシャフルでもすればこうなるか。

 

細かいところを指摘する。

p9 「適用したソフトウェア」と「派生のソフトウェア」はどう違うのか? 説明がない。

p21 「ListActivity」「ListView」「ArrayAdapter」「Adapter」四者の関係の説明がバラバラ。

p37 表にあるリスナーインターフェイスと次頁以降の説明の順番が狂ってる。

p41 「イベント発生のフロー」を1、3、2の順で挙げている。

p51 「アプリケーションの状態によって、オプションメニューの状態や内容を変更する必要がある場合があるかもしれません。例えば、チェック付きオプションがある場合などです。」 さっぱりわからない解説だ。インプレス社の解説によれば、「オプションメニューを開くたびにメニューアイテムの有効と無効を切り替える」とすればはっきりするではないか?

p62 「ポップアップダイアログを表示する主な方法」として3項目列挙。以降の説明で対応箇所が不明確だし、列挙の順番に従って説明がなされているわけでもない。

p81 「テーマは、定義したスタイルをアプリケーション内のすべてのビューや、アクティビティ単位で設定するためのものです。」 ビューとかアクティビティの意味がわかっていたとして、「すべてのビューや、アクティビティ単位」って言い方がおかしい。 「全てのビューに適用されたり、あるいは各アクティビティに個別に適用されるものです」とすれば違いがわかるだろう。

p94 「表 フォルダ名と対応解像度」と p119 「ピクセル密度による代替設定」とでdpiの数値に齟齬がある。

p170 onRebind がサービスライフサイクル図に載ってない。

p177 「ブロードキャストレシーバーが受信可能なアクションを指定します。」 p158「表 ブロードキャストレシーバ用の主なアクション」をここに載せたほうがいいのではないか? なんか説明が放り投げたっきりでわかりにくいんだよね。

p196 このページだけ、値を「返す」と言わず、やたら「返却」という言葉を使っている。なんか意味あるのか?

p210 p213 「データベースの準備」「データベースの操作」に続けて「データベースを使用するには」とあるが、不必要だ。

p268 onSensorUpdateメソッド「はSensorEventListenerインターフェイスのメソッドには含まれていません。」とあるが、「存在しない」だろう。学習者の目線に立っていないことがわかる。

p280 「表 音声の圧縮方法」とあるが、録音オーディオ形式のことだ。

p317 サービス間で利用するメソッドである AIDL の項目が、サービスのセクションではなく、遠く離れた開発環境の章にあるのはなぜ? 意味不明。

p329 「アプリケーションの実行時に使用するRAMの容量が少なくなる可能性があります。」 変な言い方だ。なぜ「使用量が少なくなる」ではないのか。 それに、なぜそういう「可能性」があるのかの理由付けは述べられていない。

p356 「レイアウトの最適化に役立ちます。」 嘘である。レイアウトの最適化ときたら layoutopt だ。

索引 当然必要と思われるが記載のない項目

add…50, 5554…342, 5037…353, ApacheHarmony…6, uses-library…104, エミュレータ…338(328), パーミッション…126, プリファレンス…201, 列制約…212

 

 

 

受験 結果  不合格 67点

10/14 47問正解 合格ライン49問正解 あと2問

Prometric_Android_レポート表示

 

あと一歩、が上記日経本では無理だということだ。

 

 

出題された問題

・標準オプション-verbose -verbose:classクラスがロードされるたびに全クラスに関する情報を表示する。

-verbose:gcガベージコレクションイベントが発生するたびに報告します。

-verbose:jniネイティブメソッドおよびその他の Java Native Interface (JNI) の使用に関する情報を報告します。

(-cp, -classpath クラスパス)

 

・画素の単位についての設問:画面に依存しないものを選べ、と。

dp Density-independent Pixels (dip)
画面の物理的な密度に基づいた抽象的な単位。1dpは160dpiの画面で1pixel。dpとpixelの比率は画面密度(dpi)によって変化するが、必ずしも正比例ではない。

sp Scale-independent Pixels (スケールに非依存のピクセル)
Android設定画面でユーザーが設定したフォントサイズに影響される。

px Pixels
物理的な画面サイズ。480px x 800pxの画面であれば1pxは画面の1/480。

dpi dots per inch
1インチの幅にどれだけpixelがあるかの数、値が大きいほどイ1ンチの中にピクセルが多くなるためきれいになる。プリンターやスキャナなどを購入するときには品質の参考になる値。

pt points
1インチの1/72を基準とした画面の物理サイズ。Wordだと11.5ptとか12ptが主流。

定義からすると、正解はspか。

ちなみにディスプレイに絡む単位をおよその尺度で図示したら↓になった。

長さの単位

 

・SD カードに保存されたファイルのデフォルトパーミッション。 -rw-rw—- が正解だと思う。

・動画はどのフォルダに格納するか。

・genディレクトリ ID管理のRファイルを格納。

・誤っているものを選べという問いが多かった。

・Android はモバイルのプラットフォームである。正しい。

・Manifest はリソースファイルの一種である。誤り。

・thread の問題

・デバックの方法 android:debuggable

 

しかし、

試験に「Android Market」が出ていたのには驚いた。Google Playだろ。おいおい・・・

インプレスの黒本ももう古いね。解説はわかりやすくて上質だから、改訂してほしい、などと思っていたが、後日次の記述を見つけた。「試験問題は、Android バージョンに依存せず出題されます。(翔泳社)」 ということは、古い参考書で勉強しても、そして Android API で廃止されていないかどうかいちいち確認しなくても、とにかく覚えろ試験ということになる。ある意味合点。

 

日経BPについては、同じまたは近い問題の出題なんてなかった。敗因は参考書選択ミス。受験1週間前に違う参考書に手を出そうか悩んだが、手を出せばよかった。

いろんなものを犠牲にして挑んでいるのに、なんでこんな人の足をひっぱるものが世に出回っているのか? ちょっと見た目が良かったから出版したのか? 古いものをほったらかしでも印税は確保できる、という廃頽した世界からの使者たちか?

学習者には情報が貧相過ぎる、IT立国なんて夢のまた夢の日本。

 

スコアレポート リンクもない。https://jp-scorereports.prometric.com → 表示されず。スコアレポートコードの半角小文字”c” どうやっても大文字で入力される。

再受験についての記述 どこにもない 不親切

バツが全部丸になるまでやったのに、裏切られた気持ちだ。

 

 

再受験ポリシー

この試験、不合格の場合1か月後じゃないと受けれないね。

「同一試験を受験する際、2回目の受験については、受験日の翌日から起算して30日目以降(土日含む)より可能となります。3回目以降の受験については、最後の受験日の翌日から起算して60日目以降より可能となります。」

参考書が悪くて再受験するのだから、参考書も翌日配達500円追加で即注文したのに、制約ばかり。

ポリシーに「違反して」、受験日から29日以内に申し込んだとしても、それは受付されてしまう。その上、自分たちのチェックの怠慢は棚に上げて認定を取り消すという。

また、2018年9月中旬の話だが、オフィシャルサイトが無くなっていた。なんとワードプレスの新規作成画面になっていた。 これもしかたがないからTwitterやプロメトリックのお問い合わせで今おかしくなってると教えてやったんだが。修正されていたのは10月に入ってからだったと思うが、あたりまえのように返信とか御礼とか一切なし。

悪意でいたずらされてたら楽しいことになっていたであろう重大事故だが、自覚なしという団体。そんな団体が作る試験って。。。

こういう怠惰・機動性の鈍調さには驚かされる。

どんだけあぐらをかいてる世界なのだ? いまやサポートが終了したADTの出題があるのも、但し書きは見つけはしたものの、やはりおかしい。 納得はできない。

 

 

と言いつつ再受験予定。追記予定。

その日のうちに2冊注文。さいごまで押し切らなきゃ落ち着かないが、もしかしたら相手はタチの悪い試験かもしれない、とも思う。

・「メニューにはチェックボックスをつけることができない」:書籍によって正誤がちがう。試験としての正誤不明。 20181025